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観葉植物の育て方❸施肥‐Ⅱ

今回は肝心の肥料の種類についてご説明します。

 

まず、植物に有効な肥料分として N P K というアルファベットをご覧になったことがあるかと思います。無い方もいらっしゃると思いますが、このN P K はそれぞれが元素記号を表しており、

←(これも小学校で習ったはず)それが植物に有効な肥料分となっているわけです。

まず“N” これはチッ素。主に葉を育てる栄養素。観葉植物には欠かせませんね。

次に“P”これはリン酸。花や実を育てる栄養素。草花、花木には必須栄養素です。

最後に“K”これはカリウム。カリと約されることもあります。これは根を育てる栄養素。植物の心臓部、根ですからとても重要な栄養です。

こう説明していくと、観葉植物に必要な栄養バランスがお分かりになるのではないでしょうか?

“N”と“K”が特に大事ですね!(Pが要らないという訳ではありませんよ。バランスは大事です)

肥料のメーカーごとにこの三要素のバランスを変えて観葉植物の肥料ですとか花の肥料ですとかって出ていますので、いろいろと面倒な方は観葉植物用を選ばれれば間違いないでしょう。

 

また肥料のタイプに液体タイプと個体タイプがあります。

それぞれ特徴があり、液体タイプの肥料は液肥と呼ばれ、即効性肥料と言われています。

逆に固形の肥料は置き肥、緩効性肥料と呼ばれておりこれらは読んで字の如し、

即効性は効き目が早くあらわれ、持続が短く緩効性はじわじわと効き目が表れ

効果が持続するという特徴があります。

 

これはどちらがいいのか?

正直管理される方の問題になってくる部分もあり一概には言えないですが

僕の場合は土植えは置き肥、ハイドロカルチャーや人口用土を使用した植込みは液肥と

使用している用土に応じて使い分けているような感じです。

それぞれの特徴を考えて上手に使用していただくとより効果的だと思います。

 

また、よくある植物のアンプルですとか弱った時の活力剤など。

これらと肥料の違いについて簡単にご説明致します。

 

肥料→植物体を作る栄養素。人で言うとご飯・おかずなどのいわゆる主食クラスの成分。

 

活力剤→植物の成長を補助するための成分。いわゆる栄養補助食品。

      人で言うと点滴とかビタミン剤とかそんな成分です。

 

以上を踏まえますと、活力剤だけでは植物は育たないという結論になります!

つまり、よく鉢土に挿してあるあのアンプル剤だけでは植物に十分な栄養が

行き渡っていないということになりますね!活力剤は肥料とセットにすると更に効果的ですよ!

 

 

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